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2025.10.21学会・論文発表

トライボロジー会議2025 秋 函館 にて研究成果を発表

10/8-10の日程で函館市において開催された、トライボロジー会議2025 秋 函館 シンポジウムセッション『S7. シールにおけるトライボロジー技術』にて研究成果を発表しました。

 

フローティングシールの回転挙動に及ぼすOリング圧縮反力分布の影響

発表者:嶋田 大(コマツ、東京科学大) 写真

共著者:住谷 明(コマツ、東京科学大)、京極 啓史(東京科学大)、田中 真二(東京科学大)

 

建設機械などの足回り軸シールであるフローティングシールは、一対の金属製シールリングとゴム製Oリングによって構成されます。

本報告では、組立時に発生したOリング圧縮反力の周方向分布が、回転稼働時のシールリング同士の偏心挙動に与える影響を報告しました。

シールリング同士の偏心によって、シール面の接触面圧分布が変化してしまうため、油封止性に関する有用な知見が得られました。


本成果を建設機械部品の寿命延長技術として役立ててまいります。