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2025.10.14学会・論文発表

日本機械学会熱工学コンファレンス2025にて研究成果を発表

10/4-5の日程で山形市において開催された、日本機械学会熱工学コンファレンス2025にて研究成果を2件発表しました。

 

ミスト冷却がラジエータの熱交換器性能に与える影響の実験および数値的検討

  発表者:岡本 康太(東京科学大、修士2年)写真左

  共著者:小林 拓海(東京科学大), 中川 恒大, 濵口 正彦(コマツ), 住谷 明, 齊藤 卓志(東京科学大)

 

ラジエータの冷却性能向上を目的として、ミスト冷却がラジエータの熱交換器性能に与える影響を調査しました。

その結果、ミスト冷却は有効な冷却手段であることが確認され、その能力を最大限に活用するための指針が得られました。

 

電動モータにおける積層コア焼嵌め部を想定した接触熱抵抗の測定

  発表者:南浦 明(コマツ)写真右

  共著者:山中 真先(コマツ), 住谷 明, 齊藤 卓志(東京科学大)

 

熱抵抗が大きい積層コア焼嵌め部について各改善条件の費用対効果の指標を示すことを目的に、実験的に熱抵抗を計測しました。

今回得られた知見をモータ設計の初期段階に組み込むことで、モータ熱設計のフロントローディングが実現可能と考えられます。

 

今回の発表で得られたフィードバックを研究に活かし、建設機械の高性能化、カーボンフリー化に貢献してまいります。